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資格が欲しいから頑張ってください

今日は、私に手紙を書いてみる。

 

新型コロナウイルスがすっかり時候の挨拶として定着しそうになっている。雑談が苦手な私は、困ったら天気と新型コロナウイルスのことを話している。そうすると、何とかやり過ごせる。そして、中身のある話は何もできない。

 

仕事以外は頑張らないと決めているから、それはいい。様式美ってものだ。

 

仕事が忙しいのに、脳みそは、「資格が欲しいなあ」なんて言っている。多分、漠然とした不安にのまれそうになっているのだ。ファイナンシャルプランナー3級か、第1種放射線取扱主任者を取りたい。

 

現実味がないことは、百も承知だ。私は一日1時間の勉強時間すら捻出できないだろう。でも、もし取れたらって思ってしまうのだ。

 

ファイナンシャルプランナー3級が取れたら、もっと自分のお金のことをうまくやっていけるのではないか。第1種放射線取扱主任者を取れたら、大学時代劣等生だった思い出を、塗り替えられるのではないか、なんて。

 

前者はともかく、後者は馬鹿げている。たかだか過去の成仏のためにかけるコストじゃない。そう思いつつも、第1種放射線取扱主任者を持っているライターを検索し、それほど競合がいないことを確認していた。

 

優秀でなかった私を、消したいのだ。多分、きっと、そう。

 

ファイナンシャルプランナーにしたって、放射線取扱主任者にしたって、私は実務を行うつもりはない。知識を自分のために使うつもりだ。フリーランスで不安定な自分のお金のことを考えるために、ファイナンシャルプランナーを取る? それとも、ライターとして書けるジャンルを開拓するために放射線取扱主任者を取る?

 

 

まあ、結論は急がなくてもいいか。とりあえず、この忙しさを乗り切ろう。